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2007年1月16日 14:00
熊本日日新聞 くまにちコムのTopへ戻る
「方針決定前に説明を」 球磨川治水で知事
球磨川の治水方針や川辺川ダムについて考えを語る潮谷知事=県庁
球磨川の治水方針や川辺川ダムについて考えを語る潮谷知事=県庁
 川辺川ダム予定地を含む球磨川流域の治水基本方針策定に絡み、潮谷義子知事は十六日、既に固まった治水の基準値などについて、基本方針の決定を待たず、早急に県民に説明するよう事業主体の国土交通省に求める考えを明らかにした。文書での正式要請を検討する。熊本日日新聞のインタビューに答えた。

 長期治水方針「河川整備基本方針」を策定する国交省の検討小委員会は、豪雨時のピーク流量である「基本高水流量」や河道で流せる「計画高水流量」の数値を、川辺川ダム計画の裏付けとなった一九六六(昭和四十一)年発表の従来計画を踏襲する値に設定した。地元代表として小委に出席している潮谷知事は、ダム計画に中立の立場からこれらの基準値に「ダムが透けて見える」と疑問を示していた。

 潮谷知事はインタビューで、従来計画とは異なる方法や降雨データで算出された基本高水について、「四十年前の計画時に戻っている」と指摘。計画高水に関しても「治水の基本は河川にできるだけ多くの水を流すこと。森林など流域の状況も変化している」と述べ、従来計画と同じ数値にしたことを批判した。

 河川法は、基本方針を受けた河川整備計画の策定段階で地元の意向聴取を義務づけている。しかし知事は「私以外にも納得していない地元(自治体や住民)もいる。(数値を提案した国交省は)技術者としての姿勢を見せていない」とし、同法に縛られず基本方針策定の途中で県民への説明を求めた。

 流域首長から「知事はダム反対派」と見る声が出ていることに対しては、「ダムを否定するものではない。ダムがなぜ必要なのかを(検討小委の中で)聴くのが私の役割だ」と述べた。(清田秀孝)


田中
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